カメルーチ・アキーボ (Camerucci Archivio) 刺繍入りストールの色彩感覚に拍手！

このアイテムのコメントに"1900年代前半のプリントタイに使われたアーカイブパターン(*1)がデザインソースになっています。" とあったことから、1900年代前半といったら、当然「アールヌーヴォー」(*2)「アールデコ」が浮かび、そういえば、この色づかいには覚えがあるように思い調べてみた。

記憶にあったのは三番目の画像(部分)だった。これは、アールヌーヴォー期の第一人者「アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)」の通称「ウミロフ・ミラー」という鏡がはめ込まれた油彩の装飾画の部分。

「ミュシャ」は当時の大型リトグラフポスターで知られた作家である一方で、その力量はやはり油彩に反映しているのではないかと思う。

もちろん、商業デザインが油彩画に劣るというものでは必ずしも言えるものではないが、"デザインソース"がこのあたりにあるとしたら少し納得がいくし、この商品をデザインしたイタリアのデザイナーの感性に拍手を送りたい。

(*1)具体例☞　http://d.hatena.ne.jp/heimin/20100624/p2">
(*2)1890年頃から1910年頃に西欧諸国中心に開花した芸術運動・様式の総称。Art Nouveau (仏)